てるてる日記

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zoom RSS 脳死臓器移植関係新聞記事

<<   作成日時 : 2007/10/14 00:53   >>

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*長期脳死関連

http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2007/10/12/20071012ddm001040019000c.html

長期脳死児:全国に60人 15歳未満、診断後1カ月以上−−約500病院調査
 脳死状態と診断された後、1カ月以上心停止に至らない「長期脳死」の子どもが全国に少なくとも60人いることが、全国約500病院を対象にした毎日新聞の調査で分かった。長期脳死児がこれほど多数に上ることが明らかになるのは初めて。臓器移植法は15歳未満の子どもからの臓器提供を認めていないが、年齢制限を撤廃する法改正案も国会に提出されており、議論を呼びそうだ。(2面に連載「検証 脳死移植」)

 調査は今年8〜10月、日本小児科学会が専門医研修施設に指定する計522施設を対象に実施。医師が脳死状態と診断後、医療やケアを提供中の長期脳死児(診断時満15歳未満)の有無などを尋ね、272施設(52・1%)から回答を得た。

 その結果、診断から1カ月以上経過しても心停止に至らない患者は39病院の60人で、うち14人は在宅療養中だった。年齢は2カ月〜15歳7カ月で、診断後の期間の最長は10年5カ月だった。

 このうち、25病院の31人は、法的脳死判定基準か、旧厚生省研究班が00年にまとめた小児脳死判定基準の無呼吸テストを除く全項目を満たしていた。他の患者は全項目の判定はしていないが、主治医が脳死とみられると判断した患者だった。

 臓器提供を前提に、小児脳死判定基準が妥当だと思うかとの問いには、回答した医師270人のうち42%が「分からない」とした。理由は「長期脳死児を『死者』として受け入れることは、家族だけでなく医療者側も難しい」など。「妥当でない」は17%、「妥当」は12%だった。

 法的基準を作った際の調査では、子どもの場合、脳死から10日程度で心停止に至るとされた。だが、小児の基準を検討した旧厚生省研究班の調査は、87年4月からの12年間に長期脳死児が25例いたことを報告。日本小児科学会の04年の調査でも18例が報告された。原因の究明などは進んでいない。

 法改正に関しては(1)脳死を一律に人の死とし、提供年齢制限を撤廃、家族同意のみで提供可能にする(2)提供可能年齢を12歳以上に引き下げる−−の2案が出されている。

 同学会の調査を担当した小児神経科医の杉本健郎・びわこ学園医療福祉センター統括施設長は「これまでの調査よりかなり多い結果だ。臓器提供を否定はしないが、脳死診断後も長く心停止に至らない子どもが多数いることを厳粛に受け止め、単なる『死』と片付けずにオープンな議論をすべきだ」と話している。【臓器移植取材班】

==============

 ■ことば

 ◇脳死

 脳の全機能が失われ、二度と回復しない状態。臓器移植法は臓器提供をする場合に限り、脳死を「人の死」とする。法的脳死判定基準(対象6歳以上)は、(1)深い昏睡(こんすい)(2)瞳孔が開いたまま(3)脳幹反射の消失(4)平坦(へいたん)脳波(5)自発呼吸の消失−−の5項目について、6時間以上の間隔で2回判定することを求める。6歳未満については旧厚生省研究班が00年、2回の判定間隔を24時間以上とする基準をまとめている。

毎日新聞 2007年10月12日 東京朝刊

http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2007/10/12/20071012ddm002040063000c.html

検証・脳死移植:法施行10年/1 診断7年、成長続け
 脳死状態と診断されてから7年。関東地方に住む女性の長男(8)は、脳死後も心停止に至らない「長期脳死」と呼ばれる状態だ。3年前からは人工呼吸器をつけたまま自宅で暮らしている。女性は「元に戻るとは思わない。でも、この子は死んでなんかいない」と話す。

 長男は00年、1歳の時に原因不明のけいれんを起こして入院。その日のうちに自発呼吸が止まった。脳波は平たんで、MRI(磁気共鳴画像化装置)検査などの結果、医師から「手の施しようがない。脳はすべて破壊されている」と告げられた。

 小児脳死判定基準の5項目のうち、人工呼吸器を外して自発呼吸がないことを確かめる「無呼吸テスト」以外はすべて満たしている。脳内の血流は全く確認されない。

 それでも、女性は鼻から管で栄養を入れる時、「ごはんだよ」と話しかける。身長は診断時より約40センチ伸び、体重は約8キロ増えた。乳歯は順次、永久歯に生え変わっている。

 表情は変わらないが、手足が時々ピクンと動く。主治医からは「脊髄(せきずい)反射だろう」と言われているが、女性は「肩も動く。何かを感じているように思う」という。

 いつまで生きられるか、介護を続けられるか、将来に不安はある。しかし、同じ家で暮らせるだけでうれしい。女性は「発症も突然だったのだから、明日何があっても不思議ではない。毎日を一緒に、一生懸命生きるだけ」と語る。

   ■   ■

 国内で小さい子どもが移植を受けられるようにと、与党有志が昨年3月、脳死を「人の死」とし、15歳以上に限っている臓器提供の年齢制限をなくす臓器移植法改正案を国会に提出した。しかし、子どもの脳は障害に対する抵抗力が強いことなどから、脳死判定が難しいとされる。

 小児脳死判定基準(対象6歳未満)は、旧厚生省研究班が00年にまとめた。12週未満は判定対象から外し、研究班の報告書は「世界的にも厳しい基準」とする。

 しかし、長期脳死児は少なくない。研究班の報告書も「(長期脳死が多い原因は)今後の研究を待つ必要がある」と指摘したが、全国的な実態調査や研究は、ほとんど行われてこなかったのが実情だ。

   ■   ■

 長期脳死の子どもが置き去りにされたまま進む法改正の動き。長男の主治医は「医学的には小児脳死判定基準は妥当」と話す一方、「医療としては、長期脳死児の家族が希望すれば治療を続けるなどの配慮が必要だ」と指摘する。

 女性は「脳死は人の死とは思えないが、子どもが生きるか死ぬかの瀬戸際にいるという意味では同じだから、移植を待つ子の親の気持ちも分かる。脳死は人の死かどうかという議論をしても収拾がつかないかもしれないとも思う」と話す。そのうえで、こう訴えた。

 「でも、悩むことから逃げてはいけない。大事な命の問題だから」

  ×   ×

 16日で臓器移植法施行から10年。この間、61例の脳死臓器移植が行われたが、移植を待つ患者に比べて提供者が少ないとして、法改正の動きが進む。本人の同意がなくても家族の同意だけで提供を認めるか、15歳未満の子どもからの提供を認めるのか−−の2点が改正の焦点だが、そのまま法改正を進めてよいのか、現状と課題を追う。=つづく

毎日新聞 2007年10月12日 東京朝刊


*ドナー家族関連

http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2007/10/13/20071013ddm002040053000c.html

検証・脳死移植:法施行10年/2 提供家族への理解薄く
 臓器提供を決断するまでの記憶はあいまいだ。神奈川県に住む男性(63)は「4人の子どもと話し、妻の遺志だから、かなえようとなったと思う」と言葉少ない。一方、妻の様子は鮮明に覚えている。「まだ足が温かく、脳死といっても脊髄(せきずい)反射で体が動く。生きているのではないかと何度も思った」

 妻(当時58歳)は05年冬、ぜんそく発作で倒れた。「脳死状態です」との医師の説明を聞いた長男が切り出した。「お母さんは臓器提供カードを持っていたよ」

 男性はしばらく考え、やっと思い出した。半年ほど前、晩酌をしている横で妻が記入していた。だが妻の姉や兄らは提供に反対し、「一日でも長く治療を」と訴えた。

 心臓や腎臓などを提供した後、男性の口から「これでよかったんですよね」という言葉が出た。妻の姉(64)は「ギリギリの判断をしたんだと思う。最初は提供を受け入れられなかった私たちも『よかったと思うよ』と言うしかなかった」と振り返る。

   ■   ■

 臓器移植法は提供にあたり、臓器提供者(ドナー)本人の生前の意思表示と、家族の同意を求める。ドナーの多くは、突然、事故や病気に見舞われた人だ。家族は短時間に死を受け入れ、提供するかどうかを決断しなければならない。家族内の意見対立も起こりうる。

 ドナーの家族に対する社会の無理解もある。「臓器を売って、いくらもうけた?」。こんな言葉を投げかけられた家族もいる。「判断は正しかったのか」と悩んだり、「遺志を尊重しただけ。なぜコソコソと生きなければならないのか」と話す家族もいるという。

 00年、交通事故に遭った次女(当時27歳)が脳死になり、臓器を提供した東京都文京区の田中和行さん(66)は、ドナー家族たちが集まる会を始めた。年1回、近況を語り合い、励まし合う。「残された家族の置かれた環境はさまざま。これまでは家族同士が情報交換する場すらなかった」と田中さんは話す。

   ■   ■

 厚生労働省は02年、ドナー家族の心情把握のための作業班を設置した。精神科医らが、ドナー家族からの聞き取り調査を始めたが、当初は家族に会うこともままならなかった。家族側に「研究材料にされる」との警戒心が強く、社会に認められない疎外感などから心を閉ざす人もいるためだ。

 作業班座長の吉川武彦・中部学院大教授は「ようやく9家族に話を聞けた。家族の心情や苦しみを知り、どのような支援体制が必要かを検討していきたい」と話す。

 米国で亡くなった長女(当時24歳)が臓器を提供した東京都杉並区の間沢洋一さん(68)は00年、「日本ドナー家族クラブ」を作り、家族からの相談を受けている。米国では、ドナーは「沈黙のヒーロー」として高く評価され、ドナーの出身校に記念公園が造られることもある。放置されがちだったドナー家族が、支援の必要性を地道に訴えた成果という。

 間沢さんは、法改正論議で繰り返される「臓器不足」という言葉に違和感を持つ。

 「移植医療はドナーがいてこそ始まる。ドナーと家族は、単に『もの』を提供しているのではない。数を増やすという一面だけから議論するのではなく、移植医療への社会の理解を深めることから始めるべきではないか」=つづく

毎日新聞 2007年10月13日 東京朝刊


*脳死判定関連

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071012i402.htm

脳死判定へ病院側消極的、移植進まぬ原因に
 臓器移植法施行後ほぼ10年が経過しても脳死下の臓器提供が増えない背景には、臓器提供を前提とした脳死判定に消極的など、病院側の姿勢に問題があることが、有賀徹・昭和大医学部教授(救急医学)らの調査で分かった。

 調査は、救命救急センターなど脳死者が搬送されやすい1634病院を対象に、2005年度の1年間に発生した脳死患者の状況について聞いた。約3分の1に当たる541施設から回答を得た。計3万856件の死亡例のうち、脳死状態を経て心停止に至ったと見られるのは5496件。しかし、医師が治療の一環などで行った脳死診断は、約3割の1601件に過ぎなかった。

 05年度に実際に国内で脳死移植が行われたのは8件だけ。脳死移植を実施するには、脳死診断よりさらに厳密な基準に従う法的な脳死判定を行わなくてはならない。脳死診断から法的な脳死判定に至るケースが圧倒的に少ない現状が浮かび上がった。

 脳死移植が進まない理由として、回答した施設は〈1〉(法的な)脳死判定に消極的〈2〉脳死判定のための人員、設備など体制の未整備〈3〉家族の申し出がない――などを挙げた。脳死判定に消極的な理由として、「脳死判定は時間がかかり、面倒な仕事になる」「マニュアルの不備」が上位を占めた。

 有賀教授は「(脳死移植を増やすには)脳死者を扱う専門家チームを病院に派遣するなど、人的・物的な支援が必要だろう」と話している。

(2007年10月12日8時51分 読売新聞)


*臓器移植斡旋関連

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071012i415.htm

臓器移植、仲介者か中国で日本人拘束
 【瀋陽=末続哲也、マニラ=遠藤富美子】中国遼寧省の瀋陽市公安局が、臓器移植問題に絡んで日本人男性を拘束、捜査を進めていると、在瀋陽の日本総領事館に通報していたことが12日、わかった。

 マニラの関係筋によると、瀋陽やフィリピンで日本人に対する臓器移植を仲介していた日本人男性が9月以降、上海で行方不明になったとの情報があり、この男性が拘束されている模様だ。

 日本総領事館によると、通報は9月21日に行われ、瀋陽市公安局では、具体的な容疑事実を明らかにしていない。

 日本の外務省によると、この男性は上海浦東国際空港で「不法経営容疑」で拘束され、身柄を瀋陽に移されて、公安当局が捜査を進めているという。

 中国は、今年から外国人が国内で移植を受けることを厳しく制限している。5月にはさらに、「あらゆる形式の臓器売買と関連活動」を禁止し、臓器移植ビジネスの根絶に乗り出していた。

(2007年10月13日3時1分 読売新聞)


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「脳死臓器移植関係新聞記事」集成へのリンク、ならびに道新の記事。
 てるてるさんのところに、ここ数日の、脳死臓器移植関係新聞記事の集成があります。  http://terutell.at.webry.info/200710/article_6.html  2007年10月12日・13日の記事が紹介されてます。 ...続きを見る
Just a Little Bit of...
2007/10/14 09:55
中国の臓器移植
中国は2005年に1万2000件を超える臓器移植手術を行っており、米国に次ぐ世界第2位の「移植大国」。ドナー(提供者)不足が深刻な日本から手術を受けに来るケースも多い。しかし主に死刑囚から摘出した臓器を使っており、国際的な批判も強い。 中国政府は昨年7月、明確に臓器売買を禁じ、移植手術を実施する医療機関の基準を定めた「臓器移植技術臨床応用管理暫定規定」を施行。さらに今年5月、ドナーの意思尊重や臓器売買の禁止などを盛り込んだ臓器移植条例を施行、透明化に努めている。 ○中国当局... ...続きを見る
中国ニュース
2007/10/18 18:47
仲良き兄妹猫たち
脳死移植:成人女性、家族承諾で心臓、肺、肝臓を提供するそうだが、私が18歳の事故で脳死と判断されたら我が家族は提供してたか。今は無事に嫁と生活し、赤ちゃんまだだが、テラスに野良猫出身の生後半年の兄妹猫が来てる。嫁がデジカメ撮った猫写真を貼りました。  ...続きを見る
脳挫傷による見えない障害と闘いながら
2012/11/06 11:53

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
記事集成、ありがとうございます。トラックバック&リンクさせていただきました。(トラバだけで良いのかも知れないけどシステムがよくわかってないのでリンクもしました。)
ちしゅー
2007/10/14 10:19

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脳死臓器移植関係新聞記事 てるてる日記/BIGLOBEウェブリブログ
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