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先日、テレビの「日曜洋画劇場」で、「ラスト サムライ」(エドワード=ズウィック監督、2003年)を見たが、最後の合戦の場面での弓の引き方が気になった。 侍達が一斉に矢を上に向いて射て、それが、放物線を描いて敵の頭上に落ちるのである。 それは、「HERO 英雄」(チャン=イーモウ監督、2002年)の秦の軍隊と一緒じゃないか。 秦の軍隊では兵士達が地面にすわって両足で弓を引いていた。 それに比べて、「ラスト サムライ」の勝元軍の侍達はずっと人数が少なく、しかも、相手の政府軍は銃火器使用、最後には機関銃らしきものまで出てくる。 あんなのって、あんまりだわ。 「影武者」で、織田軍と武田軍との合戦を描いた黒澤明が、「あほー!」とか言って怒って来るんではないかしら。 私は、「HERO 英雄」を見た時には、黒澤明がうらやましがるやろな、おれも中国に行って映画が撮りたかったと思うやろな、と思った。 でも、「ラスト サムライ」を見たら、同じ題材でもおれやったらもっとうまく撮るのにー! と悔しがるやろな、と思った。 「ラスト サムライ」にもいいところはある。歴史の教科書なんかに載っている、明治時代初期の写真や錦絵をそのまま再現したような登場人物たちに感心した。服装、髪型、身ごなし、姿勢、建物、家具、調度、街のようすなど。 (もっとも、あるサイトでは、あの時代はまだちゃぶ台で家族揃って食事したりしない、ひとりひとりの御膳だ、という指摘があった) ただ、馬は、なんとなく、これは日本の馬と違うやろ、西部劇の馬やろ、と思った。 撮影はニュージーランドでしたそうだから、彼の地の馬なのかもしれないけれど。 「ラスト サムライ」で描かれている、1870年代というのは、USAのテレビドラマ「ローハイド」で描かれているのと同じ時代だ。南北戦争後のUSAは、まだ西部では電信が軍隊にあるぐらいで、鉄道が普及していなくて、カウボーイたちが牛を運んでいた。 同じ頃、日本も、鉄道も電信も、敷設し始めたばかりだった。新橋から横浜まで鉄道が通ったのが、1872年。西南戦争は1877年。 もっとも、「ラスト サムライ」を私は途中から見たので、映画の中に鉄道が出てきたかどうかは知らない。 とにかく、「ラスト サムライ」と「ローハイド」は同時代なんだよー、と私は強調したい。 その時代にUSAの人は特別な思い入れがあるんじゃないのかなー。 違うかな。 映画「ラスト サムライ」のレビューをあちこちのサイトで読んでみると、明治時代の日本を舞台にした「ダンスウイズウルブズ」なんだというのを割りとよく見かけた。わたしもそんなふうに思った。 だけどなあ、勝元の息子の若い侍が弓を引く姿はかっこよかったけど、最後の合戦の弓の引き方には、不満が残るなあ。あれではただひたすら中国に比べて日本はスケールが小さい、っていう証拠にしかならないもんなあ。 *参照 HERO 英雄 2002年 香港・中国 監督:チャン=イーモウ http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=3259 ラスト サムライ The Last Samurai 2003年 USA 監督・脚本・製作:エドワード=ズウィック http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=3491 Yahoo!知恵袋 解決日時: 2006/12/12 20:42:38 質問日時: 2006/12/10 23:18:00 回答数:5 質問番号:10,232,751 http://chiebukuro.yahoo.co.jp/service/question_detail.php?queId=10232751 弓道への誘い http://www.kcn.ne.jp/~toyo/yumi/yumi_top.html 「ローハイド」 http://terutell.at.webry.info/200512/article_1.html |
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ラストサムライ
この映画は数年前の公開時に映画館で見に行って、面白かったのでのちDVDを購入しました。ストーリーのモデルは周知の通り西郷隆盛と西南戦争。 ...続きを見る |
Coffee, Cigarettes &... 2006/12/21 14:06 |
カレとみたDVD
先日彼がわたしのマンションに遊びに来ました。その日はあまり天気が良くないから、二人でのんびり部屋でDVDでも見てのんびり過ごそうって話になりました。本当は遊園地とか買い物に出かけたかったんですが、天気予報で確実に大雨だったので(笑)で、... ...続きを見る |
リエの徒然日記 2007/02/16 14:17 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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「ラスト・サムライ」は1870年代末の日本によく似た別世界の話なので、間違っても史実と混同してはいけない(苦笑)。映画としてはよく出来ているけど、それゆえに何か変な思い込みをする人がいてねぇ(^^; |
小熊善之 URL 2006/12/17 00:31 |
おひさしぶりです。小熊さん。 |
terutell 2006/12/17 22:32 |
こんにちは。 |
ちしゅー 2006/12/19 01:38 |
『硫黄島からの手紙』はすごくいいらしいですね! USA側から描いた方も同じくすごくいいらしい。宮台真司さんのブログでは、ことしの音楽や映画などのエンタテインメント作品をふりかえって、ますます、「痛み」から遠退いた、「無痛化」した、と、まるで森岡正博さんの無痛文明論みたいな批判をしていて、それらに比べて、クリント=イーストウッド監督の硫黄島の戦いを描いた二作品は、痛みをちゃんと表現していたと、ほめていました。 |
terutell 2006/12/19 04:05 |
クリント=イーストウッド監督がUSA側から硫黄島の戦いを描いた作品では、日本人は個性のある人人としては描かれておらず、USAでの、英雄が作られることのむなしさが追求されていたようです。その日本人の描き方で思い出すのは、「バリハイ」などの歌が有名なミュージカル「南太平洋」です。このミュージカルは第二次世界大戦に従軍した小説家の作品を元にしていて、ちらっと出てくる日本人兵士に個性はありません。しかし、USAの白人の人種差別意識について掘り下げていました。あくまで当時の娯楽作品として許される範囲内でしたが。 |
terutell 2006/12/19 04:11 |
『硫黄島』、とても良かったです。そのバロメータというわけではありませんが、たくさんのシーンで観客がほぼみんなひっそりしくしく泣いてる雰囲気がありました。ある意味一体感。 |
ちしゅー 2006/12/19 11:19 |
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