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zoom RSS 臓器提供は、命の切り捨てなのか、命の懸け橋なのか

<<   作成日時 : 2005/05/20 14:25   >>

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杉本健郎さんの「脳死と移植」掲示板より

http://web.kamogawa.ne.jp/~ichi/cre-k/sugibbs2/trees.cgi?log=&v=765&e=msg&lp=765&st=

765 「臓器移植検討会」ヒアリング
2005/4/17(日)22:14 - ゴサイジ

以前に書かせていただいたゴサイジです。

「全国交通事故遺族の会」では、4月5日に与党内「臓器移植検討会」
へ参加して「改正」反対を表明した他、4月12日に公明党厚生労働
部会でも同様の意見を表明しました。

前者については一部新聞報道がなされていますが、実際に参加して意
見を述べた者としては、「改正」論議のあり方について、様々な危惧
を抱かざるを得ません。そこで、「遺族の会」の主張とその受け止め
られ方に即しながら、「改正」について少し問題提起させて戴きたい
と思います(他の参加者の方の主張や国会議員各氏の反応について述
べることは控えさせて戴きます)。「遺族の会」のウェブサイトでも
順次、対外活動として公表していくつもりでおりますので、ご参照い
ただければさいわいです。

なお、私自身はこの問題に関しては当事者として「イヤダ!」という
NOを言ってゆく以上の関わり方をするつもりは全くなく、また、
NOの声の挙げ方、届け方についても何ら戦略のようなものはありま
せん。こうした当事者の存在が、冷静に「改正」への反対運動を展開
しようとする方達の足を引っ張ってしまうことも、場合によってはあ
るかもしれませんね。怒髪天を衝く思いの一当事者の声ではあります
が、読んでくださる方からご質問・ご意見またご批判を戴いた場合は、
私個人の責任においてできるだけお答えしたいと思います。よろしく
お願いいたします。

前置きが長くなりました。とりあえず、「臓器移植検討会」の関係団
体への意見聴取が行われた事実関係について少し。

4月5日より13日まで、4回に分けて「臓器移植検討会」より関係
各団体に対してヒアリングが行われました。私が参加したのは初回の
4月5日、参議院会館第五会議室で15時から17時まで行われたも
のです。一連のヒアリングの参加者についてはその主張と合わせて一
部新聞報道されていますが、4月5日の参加者は次のとおりです。

4月5日:国際移植者組織TRIOジャパン、全国交通事故遺族の会、
     日本患者・家族団体協議会、社団法人日本小児科学会、
     町野朔上智大学教授、丸山英二神戸大学教授

「臓器移植検討会」からは5人の国会議員が参加されていたと思いま
すが、私が名刺をいただいたのは、佐藤泰三議員(「臓器移植検討会」
会長)、福島豊議員、河野太郎議員の3人の方だけです。他に、厚労
省から、「臓器移植対策室」の方だと思いますが、数名が出席しまし
た(発言はありません)。

以下、参加した私の感想を交えて記録しておきたいと思いますが、ま
ず、遺族の会以外の参加者がすべて「脳死は人の死」を当然の前提と
して意見を述べてゆくこと、また、自分がなぜ「脳死は人の死」だと
思うのか、その理由についてはおよそ言わないままであることに、私
は非常に驚きました。

現行法の意味と意義、またその位置づけ(後述します)はどのように
理解されているのか、そもそも法とはいったい何なのか、今思い返し
てみても、疑問はふくれあがるばかりです。「脳死は人の死」と、そ
の理由も述べられないまま当たり前に進んでゆく意見表明には、私は、
ほとんど不気味といってよいほどの冷たさを感じざるを得ませんでし
た。不法な暴力で生命を奪われていった私たちの家族は、およそおき
ざりにされていました。犯罪被害者でもなく、死者ですらありません
でした。飽くまで「臓器」でした。

交通犯罪の被害者遺族にとって、人間不在の法"理念"というのは多
くの刑事・民事法廷で痛感することではありますが、当事者からする
こうした無念・痛恨は、追いつめられた挙げ句の叫び声を上げたとし
て、いったい、誰の【心】に届くのだろう、、、、。

「改正」を検討する議員の方達は、何よりもまず、国民のための法を
作ってゆくことを念頭において議論されているはずだと思うし、実際、
議事を進行した佐藤泰三議員には誠実に対応戴いたとも思います。ま
た、福島豊議員には、その後、公明党厚生労働部会でも同様の意見陳
述の機会を戴くことができました。それでも、あの場の意見表明の雰
囲気は何とも不気味で冷たいものでした。国会議員の方達の【心】が、
国民の命を置き去りにした本末転倒の政策に対する恐怖や疑問を共有
して下さるようにと願って止みません。

なぜって、何かが、どこかが、決定的におかしいのです。

先取りしてしまいますと、ヒアリング最後になって小児科学会から、
たった一言、次の発言が出たのですが、これについて、私は、何とも
言えず複雑な思いです。

「実は、脳死状態のまま3年、4年、5年と平気で生存している子ど
もさんというのは、ウチにもたくさんいます。有機的統合性というこ
とからする脳死の概念に問題があるというのは確かです」

小児科学会の見解については既に公表されていますし、小児科学会か
ら「臓器移植検討会」に提出された資料も公開されているもので、そ
こにはこうしたお子さん達のことも書かれています。しかし、「臓器
移植検討会」でこれを冒頭に言わないのは、どうした事情によるもの
なのでしょう? スギケン先生、お尋ねしてもよろしければ、一体、
これはどうしてですか? 

何よりもまず生身の人間である「脳死」患者について触れたのは、
「脳死」の家族を持つ私たちと、この小児科学会のたった一言だけ、
本当に、これだけだったんです。

マスコミも、こうしたお子さん達の存在についてはなかなか触れませ
んね。「遺族」になってしまった私たちは反対運動をする中で「死ん
じゃってるじゃん」等と言われて、刑事・民事法廷以上に不気味な
「死人に口無し」を憤るけれど、そして、死亡事故ゼロへの決意を新
たにして先に逝った家族に誓いもするけれど、今このときも傷ついた
小さな体の全身で生きているお子さん達のことは、、、、、、、、、
誰も触れたくないのでしょうか? 「遺族」の私たちからすると、そ
れは、ちょっと、いくら何でもあんまりなんじゃないかと思われてな
りません。

「遺族」は飽くまで遺族であって、現実にそうしたお子さんを介護さ
れている方のことには踏み込めません。けれど、私たちの家族がそん
な風にして医師にとって「いないもの」にされていったのだろうかと
思うと、これはもう、何ともおそろしいのです。今さら何をやったっ
て、私たちの家族は帰ってきません。時々、どうしようもなく空しい
です。そうした中で声を挙げて、その挙げた先の場にいた医療者が、
なぜ?どうして?と思ってしまうのを私にはどうにも止められません。

道路に頭部を叩きつけられれば、コキーン!と、ほとんど金属的な音
がします。どんな力、どんな運動か、事故は千差万別ではありますが、
とにかくそんな力学で「管だらけ」にされ、「脳死」にされた瀕死の
家族に、次々と無慈悲で残酷な手が伸びてくるような気がしてならな
かった。思い出せば今も震えが止まりません。

帰宅してから、母の遺骨の前で大泣きしました(納骨なんかできませ
ん)。母は逝ってしまったけれど、救命医療を徹底して「脳死」状態
の患者さんの医療ケアを怠らず医療者が積極的に「脳死」と向き合え
ば、蘇生限界はどんどん後ろに倒してゆけるはずです。助かる患者さ
んを遺骨にしてほしくありません。

どうも書き方が難しいですね。また、日を改めます。


ゴサイジ



*参照
「The Front Line〜日米医療と臓器移植を考える〜」より
臓器を脳死者から「獲得」するのではなく、脳は死んだ状態でも臓器は生存しているのだから、その生存している臓器を「救出」するのだという考えが紹介されています。
May 20, 2005 成人の腎移植
http://thefrontline.cocolog-nifty.com/the_front_line/2005/05/post_6cc2.html
日本ドナー家族クラブが、2002年に、5月17日を、臓器を提供したドナーについて考える「生命(いのち)・きずなの日 Bridge of Life」と制定したそうです。
May 19, 2005 5月17日「生命(いのち)・きずなの日」
http://thefrontline.cocolog-nifty.com/the_front_line/2005/05/post_8d42.html


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