USAではネットや新聞広告で生体ドナー募集
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作成日時 : 2005/05/19 17:59
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USAでは、インターネットや新聞広告で、生体臓器移植のドナーを、移植希望患者自身が募集することがふえていると、東奥日報で紹介しています。もちろん、患者個人だけで広告を出すのではなく、MatchingDonors.comというサイトに登録して、募集しています。そのほうが効率がよいのでしょう。このサイトは、USAだけでなく、カナダでも、新聞・テレビ・ラジオを通じてドナー募集広告を出しています。
ちなみに、USAの臓器移植法には、生体移植についての規定がありません。日本もまた、現行の臓器移植法には、生体移植についての規定がありません。日本とUSA以外の国では、たいてい、生体移植と脳死移植と両方とも、臓器移植法で規定しています。
東奥日報
http://www.toonippo.co.jp/index.asp
■断面2005
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/index.html
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2005/0518.html
2005年5月18日(水)
ネットや広告でドナー探し/「あなたの臓器ください」
あなたの臓器を私にください−。米国で、移植を待ちきれない患者がインターネットや広告で腎臓などの提供者(ドナー)を探し、移植を受ける事例が増えている。背景にあるのは臓器不足。提供数が増えない日本では臓器移植法見直しが進むが、米国でも深刻だ。金銭の介在はないとされるものの、移植関係者は「金が絡むのを防げるのか」と懸念を強めている。
▽知らない同士
コロラド州に住む腎臓病患者のカレンさん(37)は今月、同州の不動産業スーザンさん(38)から片方の腎臓の提供を受ける予定だ。マサチューセッツ州ボストンのホテルで同じ部屋に泊まり、観光の相談に余念がない二人は、昨年までは知らない同士。患者がドナーを探す民間インターネットサイト「マッチングドナーズドットコム」を通じて知り合った。
「彼女に会えて本当にラッキー」。そう言ってほほえむカレンさんの腎臓は、先天性の病気の悪化で機能が9%しか残っていない。二年前に米国の移植ネットワーク(UNOS)に登録して提供を待ったが、過ぎていく時間に不安が募った。
昨年、マッチングドナーズの開設を知り、月二百九十五ドル(約三万二千円)を支払って自分の情報を掲載。ほどなく、母親の病気をきっかけに「機会があれば腎臓を提供してもいい」と思っていたスーザンさんからサイト経由で連絡が入った。
医療費はすべてカレンさん持ち。しかしスーザンさんは「休業補償も含め、お金は一切受け取らない」と断言する。「リスクも分かっている。それでも何かしてあげたいと思う人は、ほかにもいるはずよ」。この言葉通り、同サイトを通じた腎臓移植は昨年十月以来、七件。すべて成功し、カレンさんら二十人以上が準備中という。
▽年6千人が死亡
米国で臓器の売買は違法行為だが、無償なら他人への提供も可能だ。UNOSは生きたドナーから提供された臓器の配分には関与しない。
マサチューセッツ州に事務所を置くマッチングドナーズの責任者、ジェレミア・ローニー医師は「私たちは提供のリスクを十分に説明した上で、患者とドナーの出会いをつくるのが仕事。その先は当事者と移植施設の判断だ」と説明し、合法的にニーズの一部を埋めているだけ、と強調する。
背景には、年々深刻化する米国の臓器不足がある。移植を待つ患者は約八万八千人で、日本の待機患者(約一万二千人)の七倍以上。昨年は約二万七千件の移植が行われたが、毎年六千人余りが移植を受けられずに死亡する。「自分も…」という恐怖は患者に強い。
テキサス州では昨年、肝臓がんの青年(32)が大きな路上看板で提供を呼び掛け、それを知った死亡者の遺族が肝臓を提供、患者の「待てない心理」を強く印象付けた。「患者が生きていくには希望が必要。マッチングドナーズは、それをくれたのよ」と、カレンさんは語気をやや強めた。
▽死者が出れば…
移植関係者はこれらの動きに頭を痛めている。UNOSの倫理委員でもあるハーバード大のダグラス・ハント外科教授は「患者自身が臓器を募集することを認めると、金銭や時間面で余裕がない人は不利。長期的には公平なシステムへの信頼が失われ、ドナーが減ることになる」と警戒する。
「最大の問題は、裏で金銭のやりとりがないのかを確かめる手段がないこと」と指摘するのは、ペンシルベニア大のアーサー・カプラン教授(生命倫理)。ドナーに障害が出た場合の保護策もなく「この形態の移植は今後増加するが、もしドナーに死者が出れば関心は急速に縮むだろう」と予想している。
MatchingDonors.com
http://www.matchingdonors.com/life/index.cfm
Thursday, May 19
There are currently 2039 Potential Donors on MatchingDonors.com - (a nonprofit corporation).
Jackie Stopani, left, didn’t own a computer, but that didn't stop her from entering the computer age in a big way. The 64-year-old grandmother received a kidney from “her angel”, Mary Christensen, who she found on MatchingDonors.com.
MatchingDonors has been featured in national newspapers,TV and radio coverage in both the United States and Canada. Listen a recent 2005 story from National Public Radio:
*参照
生体移植ドナーの保護規定を臓器移植法に!
http://terutell.at.webry.info/200501/article_31.html
*参照
「The Front Line〜日米医療と臓器移植を考える〜」より
生体移植について、有名なスポーツ選手にファンの一人が臓器を提供するといったらどうか、という話があります。
また、生体移植と脳死移植のドナーの数は半々であり、脳死移植のドナーをふやすために、ドナー家族の税を減免するという提案と、ドナー家族から、それに反対する声とがあることが紹介されています。税の減免に反対する人々の多くは、むしろ、学校教育の現場で、臓器移植について理解を深めることが必要だと主張しているそうです。
April 30,
2005 TRIO International(3)
TRIO International (2)
http://thefrontline.cocolog-nifty.com/the_front_line/2005/04/
*参照
臓器売買は道徳的に必要であると主張する、USAの哲学者の本
https://www.ashgate.com/shopping/title.asp?isbn=0%207546%204110%204#
Stakes and Kidneys
Why Markets in Human Body Parts are Morally Imperative
James Stacey Taylor
Series: Live Questions in Ethics and Moral Philosophy
James Stacey Taylor is Assistant Professor of Philosophy, Department of Philosophy and Religious Studies, Louisiana State University, USA
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