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zoom RSS 造血幹細胞ドナーに関するニュース

<<   作成日時 : 2005/02/01 13:05   >>

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「世界の中心で愛を叫ぶ」「半落ち」などの小説・映画の影響で登録者が増加したという骨髄移植は、造血幹細胞移植の一つです。「幹細胞」の「移植」なので、再生医療としても、移植医療としても、ニュースに取り上げられることがあります。

造血幹細胞移植は、血液の病気の患者に、大量の抗癌剤や放射線照射によって悪性の細胞や機能不全の骨髄を根絶した後、正常の造血幹細胞を投与する治療法です。その正常の造血幹細胞のドナーを必要とします。

造血幹細胞移植には、骨髄移植と末梢血幹細胞移植とがあります。

骨髄移植は全身麻酔を必要とし、骨髄バンクに登録できる提供者の年齢は20歳以上と決められています。ただし、2005年3月からは、18歳以上からに引き下げられる予定です。また、血縁者からの提供では、これまで、登録を必要とせず、事実上、18歳未満の人からの提供もありました。しかし、今後、血縁者からの提供も、登録を必要とする方針に変わる予定です。

末梢血幹細胞移植では、まずドナーの白血球を増加させるための薬を数日間投与してから、注射で血液を採取します。提供者の年齢は10歳以上65歳以下とされています。

*参照
大阪市立大学 血液内科「ドナーの皆様へ」(2003年3月)
http://www.med.osaka-cu.ac.jp/labmed/page082.html

同種末梢血幹細胞移植のための健常人ドナーからの末梢血幹細胞動員・採取に関するガイドライン
(2003年4月21日 改訂第3版)
http://www.jshct.com/guide_pdf/allo_pbsct_guide_3.pdf


2005年1月末、造血幹細胞移植のドナーに関するニュースが3件、ありました。それぞれ、ドナーの健康悪化、登録制、小児の提供同意に関するものです。

提供後に健康悪化、52人 末梢血幹細胞移植で(共同通信) - 1月29日21時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050129-00000141-kyodo-soci
 健康な人から、血液のもとになる造血幹細胞を採取して白血病などの患者に移植する末梢(まっしょう)血幹細胞移植で、提供後に、くも膜下出血を起こすなど提供者の健康が悪化した例が52件あったことが日本造血細胞移植学会の調査で29日、分かった。
 因果関係は不明だが、細胞を増やす目的で、提供前に投与する薬剤の副作用の可能性もあるという。
 学会は移植の安全性を確認するため、病院に5年間、提供者の健康状態の報告を求めている。2000年から昨年末までの調査で、232施設から3143例の移植報告が集まり、1・7%に当たる52例の提供後30日以内の健康悪化例が報告された。


骨髄移植 血縁間、登録制に 学会、4月から導入決定(2005/01/30)
http://www.asahi.com/health/medical/TKY200501290388.html
 日本造血細胞移植学会(小寺良尚理事長)は、白血病治療などの骨髄移植で、患者の血縁者が骨髄提供者(ドナー)になる場合、学会に事前に登録する制度を導入することを決めた。従来、血縁者間の骨髄移植は骨髄バンクを介さず、各病院の裁量で行われてきたが、採取の安全性確保や、採取後の健康被害の把握など、ドナー保護の観点から登録制が必要と判断した。4月から実施する。

 現在、兄弟姉妹など血縁者間の骨髄移植は年間約400例。事前にドナーの年齢や状況を登録することで、医学的にドナーとしてふさわしいかをチェック。採取後に重篤な合併症などが起きていないかなど、中長期的に健康を見守っていく。

 同学会などは、白血球などのもとになる造血幹細胞を、骨髄ではなく血中からとる「末梢(まっしょう)血幹細胞移植」で、血縁者間移植の指針を00年に設けており、骨髄でもこのルールを参考に内容を詰める。

 非血縁者間の骨髄移植では、提供者はあらかじめ骨髄バンクへの登録が必要。同意の手続きも体系化され、事後の健康調査なども実施されているのに対し、血縁者間では対応が遅れていた。幼い子どもが、兄弟のために提供者になるケースも少なくない。


36%が倫理指針守らず 小児の骨髄提供同意で(共同通信) - 1月31日17時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050131-00000139-kyodo-soci
 白血病治療のための骨髄移植など、きょうだい間の造血幹細胞移植で、医師が10−15歳の健康な提供者(ドナー)に同意を求める際、日本小児血液学会が定めた「小児の権利擁護指針」を守っていない病院が、同学会調査に回答した84施設中30施設(36%)に上ることが31日、分かった。
 小児は他人の意見に左右されやすいため、指針は15歳以下のドナーへの説明や意思確認は、看護師らも加わったチームとして行うことなどを求めている。調査した茨城県立こども病院の土田昌宏副院長は「指針が守られていない。各病院は体制を改善してほしい」と話している。
 小児の造血幹細胞移植を行っている138施設にアンケートし、この質問には84施設が回答した。


*参照
日本小児血液学会雑誌 Vol.17(2003)
http://www.med.hokudai.ac.jp/~ped-w/JSPH2003.htm
第44回日本小児血液学会
委員会セッション:造血幹細胞移植委員会−造血幹細胞移植における小児ドナーの人権と安全
小児ドナーの権利擁護と安全性確保のために・・・・・加藤俊一
移植医療における小児ドナーの人権−法学の立場から(教育講演)・・・・・大村敦志
健常小児ドナーからの造血幹細胞採取に関する倫理指針・・・・・秋山祐一
小児における自己および同種造血幹細胞採取に関する技術指針・・・・・今泉益栄
「健常小児ドナーからの造血幹細胞移植採取に関する倫理指針」の実行と今後の改訂・・・・・土田昌宏
造血幹細胞における小児ドナーの人権と安全・・・・・河野嘉文
若年ドナーの自己決定権と人権保護・・・・・渡辺 新



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