てるてる日記

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zoom RSS 「ドナー・アクション・プログラム」について

<<   作成日時 : 2005/01/19 12:53   >>

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自民・公明の改正案に反対します(てるてる)


本人同意原則厳守を!!



自民党・公明党が共同で提出する予定の改正案は、家族同意で臓器提供を可能にするものです。
私は反対です。
家族に対して移植コーディネーターなど病院スタッフによる、巧妙な働きかけが行われて臓器提供に誘導される危険があります。
本人の意思表示を尊重するべきです。
むしろ、成人は、家族同意なしでも本人の同意があれば提供できるようにするべきです。
未成年は、親など養育者の同意を必要とするべきです。
また、幼いこどもの場合は第三者による調査・確認を必須とするべきです。

臓器提供に都合のいい「脳死」解釈を受け容れることだけが脳死の「理解」ではありません。
「脳死」という状態をどう考えるか、の正解はありません。
また自分のこどもの臓器提供をしたくないという医師が多いことは、こどもと脳死と臓器提供について話をしていない場合、妥当です。
こどもと一緒に考えて、こどもが迷っている場合も、妥当です。
こどもが臓器提供の意思表示をしてもやっぱり親としては提供したくないという場合も、こどもが幼い場合は妥当です。
一方、こどもが臓器提供の意思表示をしたし、親も同意するというのも、極めて妥当です。

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家族同意による臓器提供 vs. 本人同意原則厳守で、上記の意見を掲げました。
そのなかで、


>家族に対して移植コーディネーターなど病院スタッフによる、巧妙な働きかけが行われて臓器提供に誘導される危険があります。


と述べました。
「移植コーディネーターなど病院スタッフによる、巧妙な働きかけ」とは、いわゆる「ドナー・アクション・プログラム」のことです。
それについては、以下の資料にまとめてあります。



日本の移植コーディネーターのドナーアクションプログラム
http://www5f.biglobe.ne.jp/~terutell/NipponTC.htm


日本では、1997年施行の臓器移植法により、脳死後の臓器提供は、本人の事前の書面による同意と家族の同意がないとできない。しかし、臨床的脳死の患者の心停止後の臓器提供は、本人の事前の書面による同意がなくても、家族の同意だけでもできるとされている。これは、旧角腎法の規定が経過措置として存続しているからである。そこで、いくつかの自治体では、心停止後臓器提供について、臨床的脳死の患者の家族から同意を得るために、移植コーディネーターが積極的に活動している。


(1)おもに、『腎移植連絡協議会からの提言 -- 献腎提供をふやすための取り組み -- 病院システムの確立を目指して』(高橋公大編集、日本医学館、2002年10月14日)を資料として、そこで使われる用語の解説をしながら、移植コーディネーターの「ポテンシャルドナー」情報確保と、臨床的脳死の患者の家族への(心停止後臓器提供の)「オプション提示」の活動をみる。


(2)1997年6月13日の参議院の「臓器の移植に関する特別委員会公聴会」の公述人、玉置勲氏(当時、日本移植コーディネーター協議会会長)の発言をもとに、移植コーディネーターが臨床的脳死の患者の家族にはたらきかけるときの考え方や方法をみる。



抄訳 USAのドナーコーディネーターの論文「潜在的臓器提供者の判定と照会および臓器提供の承諾:成功率を上げるための青写真」
"Determination and Referral of Potential Organ Donors and Consent for Organ Donation: Best Practice--A Blueprint for Success", Ronald N. Ehrle, Teresa J. Shafer, and Kristine R. Nelson, Critical Care Nurse, Volume 19, Number 2, April, 1999.
http://www5f.biglobe.ne.jp/~terutell/abstractsdeterminationreferral.htm


USAは、日本と違い、本人の事前の書面による臓器提供の意思表示がなくても、家族の同意だけで臓器提供ができる。そのため、ドナーコーディネーターが脳死患者の家族に働きかける。この論文は、USAのドナーコーディネーターの考え方や働き方を知る一つの良い資料である。



スペインの移植コーディネーター(Transplant Coordinator, T.C.)
http://www.lifestudies.org/jp/teruteru06.htm


スペインの移植コーディネーター(T.C.)は、提供臓器獲得数増加を目的として、徹底した訓練と賞与のシステムを持っている。T.C.は、1989年に設立された国立移植機関The Organizacion Nacional de Trasplantes (ONT)によって身分を保証されており、ほとんどが医者で、医療社会で高い尊敬を受けている。T.C.は継続した教育と訓練とを受けねばならず、そのために、移植医療のあらゆる側面をカバーする特別のコースを組んでいる。T.C.の活動の成果は、移植用臓器の不足に悩む国々の注目するところで、幾つかの国でくわしく紹介されている。



イタリアのドナー・アクション・プログラム
http://www5f.biglobe.ne.jp/~terutell/ItalyDA.htm


(I)イタリアのEmilia-Romagna州のドナー・アクション・プログラム


(II)イタリアのトスカナ州でのスペインモデル導入の成功


*参照

てるてる案
http://www.kinokopress.com/civil/0302.htm
てるてる案Q&A
http://members.at.infoseek.co.jp/saihikarunogo/teruteruqanda.html
臓器移植法の見直しをめぐる論点
http://www5f.biglobe.ne.jp/~terutell/gekkanfukushi.htm
「心停止後移植も意思表示を」
http://members.at.infoseek.co.jp/saihikarunogo/kobe-hatsugen.html
臓器移植法改正案についての意見交換ページ
http://www5f.biglobe.ne.jp/~terutell/index.htm
森岡正博さんの「臓器移植法改正を考える」
http://www.lifestudies.org/jp/ishokuho.htm
森岡正博さんの生命学ホームページ 「脳死臓器移植」専用掲示板
http://322.teacup.com/lifestudies/bbs
杉本健郎さんの「脳死と移植」掲示板
http://web.kamogawa.ne.jp/~ichi/cre-k/sugibbs2/trees.cgi?log=


*「臓器移植」のニュース

YANOO!JAPAN NEWS サイエンストピックス - 臓器移植
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/organ_transplant/



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家族同意で臓器提供、自民が移植法改正案提出へ
家族同意で臓器提供、自民が移植法改正案提出へ(読売新聞) - 2月4日3時12分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050204-00000201-yom-soci ...続きを見る
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2005/02/04 14:19
USAでドナー登録制度
カリフォルニア州で、インターネットで臓器提供意思を登録できる制度が発足しました。 18歳以上は本人の同意のみで提供できるとのことです。 ...続きを見る
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2005/04/13 00:32

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