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「インターネット掲示板におけるイラク人質事件の投稿分析:Yahoo!掲示板の場合」(西森豊、kinokopress, 2004/12/12)の感想・批評 http://www.kinokopress.com/shiryo/iraq.htm 武田徹のオンライン日記 http://162.teacup.com/sinopy/bbs 人質事件 投稿者:武田徹 投稿日:12月12日(日)17時35分52秒 Meditations http://d.hatena.ne.jp/eirene/20041212 ■ [紹介] http://d.hatena.ne.jp/eirene/20041213 コメント 千人印の歩行器 kuriyamakouji http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20041213 04/12/13 ネットで広報活動です。 てるてる日記 http://terutell.at.webry.info/200412/article_1.html NEWS 2004/12/11 コメント swan 2004/12/13 01:17 猿虎日記 http://d.hatena.ne.jp/sarutora/20041213 2004-12-13■ [愚考]無関心について 吉本秀之の日記の部屋 http://members.jcom.home.ne.jp/hide.yoshimoto/news_2004_12.html 2004.12.15[ウェブの変貌] *参照 「インターネット掲示板におけるイラク人質事件の投稿分析:Yahoo!掲示板の場合」(西森豊、kinokopress, 2004/12/12) http://www.kinokopress.com/shiryo/iraq.htm ------------------------------------------------ (p.18) ○41960《子を持つ親として思う》賛同者たちの排他性 41960《子を持つ親として思う》で語られる家族観・道徳観を、他の投稿者が、自分自身のものとして受け容れるのはいいのだが、41960《子を持つ親として思う》の賛同者の多くは、これが《良識》《大人》《まとも》《普通》と感じ、人質にとらわれている人々やその家族はもちろん、41960《子を持つ親として思う》に賛同しないものを、《良識》《大人》《まとも》《普通》でないとして排除する。 41960《子を持つ親として思う》を42114《これが大多数の日本人の考え》と賞賛し、賛同者が多いことを当然とする。 47857《41960の文章 2004/ 4/14 1:10》《これは、この国で育ち 健全な良識のある、とてもまともなご意見 そもそも、これを読んで何のことかわからん輩も育っているのも今の日本人、、、だから今回の事件は起きている》と述べた投稿者が、その35分後に、48184《ここにくる人たちは 2004/ 4/14 1:45》《41960文章の理解できるまともな人たちで そのなかで論議をしているから 非難される筋合いは ねーんだよ》と投稿している。 (p.21) また、左翼批判とマスコミ批判とは、本質的には同じものとみてよい。II-2-(2)「人質の家族批判のオピニオンリーダー」で取り上げた48924《サヨク的な思想の終焉》と同じ趣旨の意見を、Cもまた、04/15に、次のように述べている。 58956C《いまだに日本人の多くは、正しい方、スジが通っている方に軍配を揚げるのではなくより「かわいそうに見える」方を支持する傾向にある。その「かわいそう主義」を狡猾に利用して成功を収めてきたのがマスコミ・教師・平和団体などの左派勢力。しかし、この事件で日本は変わる。「正しいほうが正しい」という、当たり前のことを叫ぶときが来た。》 58956C とほぼ同じ投稿を、人質帰国後の04/19でも、2回、繰り返している。どの投稿にも、賛同の返信が付いている。 (p.22) 2ちゃんねるやYahoo!掲示板には、もともと、Cの「かわいそう主義・マスコミ・左翼」批判の意識を共有する人々が、おおぜい、いた。それは、42137《マスコミ始めあやしげな文化人や芸能人》、48951《人質寄りの報道》に接して、自分は冷たい考え方なのかな、と思っていたが、41960《子を持つ親として思う》とその賛同者多数のおかげで安心した、という投稿や、マスコミによる批判を避けるために「卵投げ」を「沈黙」「日の丸」「君が代」に替えようという投稿にも現われていた。 (p.23) 「複数のオピニオンリーダーが、拘束事件についての議論を、事件の背景よりも人質非難の方へと導いたのではないか」という仮説は、非難は正当であると考える根拠を他の投稿者たちに提供したという点で正しかったが、その根拠は、オピニオンリーダーが多数派と同じ意識や感情を共有していたからこそ、支持された。ウェブ掲示板で人質とその家族が中傷されている、とマスコミに批判されたときに、オピニオンリーダーの投稿は、それに対抗できる道徳的根拠とみなされた。掲示板の多数派の意思とは、「国内に敵がいる」であった。イラクでイラク人(またはアラブ人)が起こした事件を、まるで日本人が日本国内向けに起こした事件のように議論するために、10日間で10万件の投稿が費やされたのだと言える。 ------------------------------------------------ 「<癒し>のナショナリズム」(小熊英二、上野陽子、慶応義塾大学出版会、2003年) 「普通」の意味するところ(p.196-197) 上野は参与観察の結果から、「史の会」で「よく出てくる言葉」として、以下のようなものを挙げている。否定的な言葉としては、「サヨク」「人権主義」「朝日」「官僚」「中国」「韓国」「北朝鮮」など。それにたいし肯定的な言葉は、「良識的」「普通の感覚」「健全なナショナリズム」「日本人としての誇り」「伝統」「庶民」「産経」「石原慎太郎」などである。だが注目すべきなのは、上野が「この語群には『自らを表象することば』が意外と少ない」と指摘していることである。 (p.220-221) 短期的には、「つくる会」や「史の会」が、さほど持続的な運動になりえるかどうかわからない。しかし、たとえ数年後に「つくる会」が消滅したとしても、彼らを生んだ土壌そのものは生き残る。そのとき、第二第三の、あるいはより怖るべきナショナリズム運動が出現する可能性は、決してゼロではないだろう。そして将来において、この本を読んでいるあなたが、<普通でないもの>として発見されてゆく 『論座』2004年8月号 『「反市民」を支える草の根ロマン主義〜イラク人質・拉致家族、二つのバッシングを結ぶもの〜北田暁大』(P.152-159) (p.154) そこでは、事件発覚直後からさまざまな情報と憶測が流れ、三人の自業自得と非難する議論や人質三人による「自作自演」……自衛隊を撤退させるための猿芝居……説が形作られていった。もともと2ちゃんねるの一部には、「朝日」「岩波」のような「市民派」メディアの語り口(スタイル)を毛嫌いし、反市民主義的な含意をもった書き込みを連ねていくという傾向があった。 歌田明弘の『地球村の事件簿』 http://blog.a-utada.com/chikyu/2004/12/post_2.html 2004.12.24「2ちゃんねるの時代は終わった」 非常勤で行っている大学の授業で、メディア・リテラシーについてとりあげ、「マスコミの言うことを信じずに自分の頭で考えましょう」みたいなトロいことを言った教師(私のことです)に対して、「ぼくらの時代のメディア・リテラシーはいかに多数派を作るかということだ」というレポートをぬけぬけと出した学生がいた。いかに多数派を作るかを直感的にかぎとり、サイバーカスケードを確信犯的に煽動する「2ちゃんねらー」というのはたしかにいそうだ。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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大津波被災と自己責任論
イラク人質事件の被害者は、本来、あれほどまでに自己責任を追及されなくともよかったのに、過剰に攻撃された。 もしそれが正当な批判だったのならば、今回のインド洋津波の被災者も、自己責任を追及されるはずだ。 そうでないのは一貫性がない。 もちろん津波の被災者もイラク人質事件の被害者も、自己責任を追及されないのが本来正しいことなのだ。 という趣旨のブログを書いた人が、非常に多くの反論を受け、コメント欄が2ch化して、猥褻なAAをはられたり、また2ch速報板にも、スレッドが立っています。 ... ...続きを見る |
てるてる日記@WebryBlog 2005/01/03 13:32 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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しっかりとした分析、興味深く拝見しました。 |
Amad 2005/01/02 14:16 |
Amadさん、コメントありがとうございます。 |
terutell 2005/01/03 11:20 |
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