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zoom RSS なぜ日本の多くの人々は人質とその家族に対して怒るのか?

<<   作成日時 : 2004/04/24 10:12   >>

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私は、イラクでまだ人質たちが囚われている時、人質の家族の気持ちはわかるけど、誘拐犯人の要求を飲んで自衛隊を撤退させるのは理が通らないから反対で、撤退を求める署名に賛同しませんでした。しかしアルジャジーラにアピールする英文手紙を送る運動には参加して、他の人の書いた手紙を引き写して送りました。で、別に、人質の家族が自衛隊撤退を求めることを、悪いことだとも思わなかったし、見苦しいほどに政府に詰め寄っても、人情としてわかると思いました。そして、自衛隊撤退に賛成するかどうかは自分の判断で行いました。
それなのに、どうして多くの人が、人質やその家族に怒るんでしょうか?

また、外国の人から、人質批判を批判された人は、どうして、外国人には今回の事件の本質がわかっていないというだけならまだしも、日本の文化や社会がわかっていない、表面的なことだけ見て意見を言うな、と言うのでしょうか?

同じ日本人で、人質批判を批判している人は、何人もいるのに。

このような意見を「Yahoo!ニュース > 海外 > 中東、アフリカ > イラクで日本人拘束」掲示板に投稿したら、いろいろと反論が来ました。そのなかには、次のような意見がありました。

「自衛隊撤退を詫びよりも先に言い出すことが『見苦しい』」
「『ボランティア』というものに対して元々『偽善者?』と素直に尊敬できない」
「今回の場合、さまざまな背景から『こいつらの覚悟は甘い』と考えた」
「厚顔無恥」
「人情で許容できる範囲を超えて自分たちの権利だけを主張しているように映った」
「自分の権利だけ、自分に都合のいいことだけ主張して、周りの人たちの苦労や心配には全く気配りなく知らん顔」
「社会人としての基本的なマナーもなってない」
「私は最初人質3人が凄く心配で自衛隊撤退すべきだと思っていたんですが、あとあと彼らの発言内容とか、人生経歴とか、周りの環境だとか、そういうの知ってしまったあとは脱力してしまいました。こういう人たちだったのかとおもってかなりショックを受けました。」
「普通の家族ではなかった」
「日本人が何を一番大事にして来たかと言う歴史の上からも、美学の問題」

多くの人々に「見苦しい」「厚顔無恥」であるように見えたのは、特に人質の家族が怒っているところなど感情的な絵になりやすいところが繰り返しテレビに映されたせいもあると思います。

*参照
江川紹子ジャーナル
<"A HREF="http://www.egawashoko.com/menu4/contents/02_1_data_29.html">「『自己責任』と想像力」(2004/04/15)

例えば、高遠菜穂子さんの弟の修一さんが声を荒げた場面を見て不愉快になった、という人がいる。
しかし、別の時に私が見た修一さんは、むしろ逆だった。話をしているうちに感情がこみ上げてきて話を続けることができなくなった妹の井上綾子さんと代わり、静かに「僕は日本国を信じてます」と語っていた。
とりわけテレビは、短い時間でインパクトのある映像や声を、その前後を切り取って流すことが多い。静かに穏やかに語っている部分より、怒りや涙といった感情的な場面がどうしても選ばれてしまう。新聞などの写真もそうで、被写体が泣いたり怒ったりすると、一斉にフラッシュが焚かれる。
何もそれは悪意ではなく、あるいは特別なイメージを作ろうという意図があってのことではない。
それでも、これだけ大きな話題であれば、一日に何度も同じ映像、同じ声が繰り返し流れ、視聴者の頭の中で特定のイメージが形成されてしまいがちだ。


しかしより本質的には、「『日本人の伝統的な心情』(ってどんなものかようわからんけど)」(とこりさん)に照らして間違っていると受け留められた、という問題でしょう。

*参照
とこりさんの「しゃべりたがる私」
http://www.geocities.jp/tokori105/saisin-nikki.htm
「4月18日(日) 私は怖い/大事なこと、追記」

先に
諸外国から見た、日本への人質の帰還(2)で述べたように、外国のメディアからの批判に対して、一見、論理的なまた合理的な理由を挙げて反論していても、それらの理由の背景にはさらにもっと情緒的な反応があります。

多数の人々が共有しているらしい「『日本人の伝統的な心情』(ってどんなものかようわからんけど)」に悖ると思われるものは排除する、たとえどんなに苦しい状況にある人々であっても、「善きサマリヤ人」の教えも知らばこそ、日本の「お互い様」という人付き合いの慣習もかなぐりすてて、排除と弾圧に向かう。

こんな現象が日常生活のなかに顔を見せたときのことが、うちぽえさんのblogに、非常に鋭く、書かれています。
http://www.number21.jp/diary/ageha/
うちぽえさんのblogの4月21日付け「錯綜」は、とても鋭い、重い文章です。
集団や世間のこわさが、体験をもとに語られています。
それは、自分がいじめられた、とかいうような単純なものではなく、いくつかの体験が重なって、たとえば、あるきっかけでさっと手のひらを返すように、みんなが、背を向ける、とか、何十年も記憶の底に残り、晩年になって、寝たきりなのに、夜中に飛び起きて「申し訳ございませんでしたっ」と叫ぶことを毎晩繰り返すとか、いったできごとが重層的に語られて、底の知れないこわさ、わけのわからなさを伝えています。


外国のメディアが、第二次世界大戦およびそれまでの戦争のときの日本の姿を思い出したのも、ゆえなきことではありません。

http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%bb%fe%bb%f6%a1%f5%bc%d2%b2%f1%cc%e4%c2%ea/0000074099.html
「生還の喜びすら人質から奪ってしまった日本社会はやはり侵略戦争を国を挙げて支持した昔ながらの集団主義から脱却していない不気味さを感じた。」(《東亜日報(4月20日)》 「罪人のようにーーー釈放日本人たち、肩を落として帰国。」)

http://www.nytimes.com/
The New York Times, For Japanese Hostages, Release Only Adds to Stress, By NORIMITSU ONISHI, Published: April 22, 2004.
The foreign ministry, held both in awe and resentment by the average Japanese, was the "okami" defied in this case. While foreign ministry officials are Japan's super elite, the average Japanese tends to regard them as arrogant and unhelpful, recalling how they failed to deliver in time the declaration of war against the United States in 1941 so that Japan became forever known as a sneak-attack nation.



こういった「日本的」(?)な排除の現象は、起こったできごとに対する建設的な批判に結びつきません。

イラクで日本人が誘拐された事件は、人道支援や報道のために危険な場所に赴く人々にとっての方法論や、日本とイラクとの関係、イラクと戦争をしているUSAとの関係などを検証しよりよい方向へと導くきっかけにすることができるはずです。
「Yahoo!ニュース > 海外 > 中東、アフリカ > イラクで日本人拘束」掲示板には、そのような建設的な問いかけも投稿されています。

*参照
「何かこの出来事って消えかかってません? 2004/ 4/22 14:10 メッセージ: 120066 投稿者: do_it_77 (34歳/男性/神奈川県) 」
で、今度人質になったら命の保証は無いと思うんですよ。だって日本政府に脅しは利かないって認識してるはずですもん、テロ側は。

この3名に出来る今一番役に立つことは、再発防止のために、「自己責任とはこれだけ重い」って事を実体験で教えてくれる事では?もしくは義務では?


「>罰ですか?→罰なんて必要ない! 2004/ 4/23 12:32 メッセージ: 125480 投稿者: do_it_77 (34歳/男性/神奈川県) 」
とにかくあの3人とご家族は記者会見をして、今回の全員の(家族も含めて)軽率な行動の反省と自己責任という事がどれだけ重いかという事を日本中に説明しないといけません。

それが、再発防止につながります。

もうそれだけでいいです。


*参照
平川秀幸「2004年04月22日 NGOのリスク管理」

このような建設的な批判はいいと思います。今回の誘拐事件を教訓とし、今後のために、人質にされた人が記者会見して当時の状況を説明し、どこでまちがったのかを考え、後に続く人のためにも広く知らしめることはいいことです。ドバイの大使館に保護されたときの人質たちは、それぐらいの元気がありそうでした。それが日本に帰ってくると、すっかりうちひしがれてしまいました。


◎日本人らしさ、とは?

解放された人質とその家族を批判する人々が多く口にするのは、「政府に要求を出す前に侘びをいうべきだった」「御迷惑をかけたのだから謝罪するべきだ」「謝罪しろ」という言葉です。

これはよく考えると不思議なことです。というのは、今の日本には、1880年代から第二次世界大戦にかけて、韓国や中国と何度も戦争し侵略したことについて、相手国から謝罪を求められたり、政府が謝罪したりすることが我慢できない、許せない、また一日本国民としても戦争責任を問われるのは筋違いである、という人々が、たくさんいるからです。

外国の人に謝るのは大嫌いなのに、日本国内の他人には謝ることを執拗に求める。一見、矛盾しているようですが、根は同じです。

つまり、海外から戦争責任を問われて謝るのが嫌だから、日頃から、戦争責任を認め、政府を批判する日本人を、裏切り者扱いしており、今回の誘拐事件でも、人質とその家族の思想傾向が政府に批判的であることを知ると、自分が困った時には政府を頼りやがって、という筋道で怒っている人がたくさんいるのですね。

犯罪に巻き込まれたが無事助かった人に対して、社会に迷惑をかけたから償え、とか、政府の言うことをきかないやつは命の危険に遭っても自業自得だ、という意味で、「自己責任」を求め、謝罪を迫る。その根底にあるのは、「日本人らしくしなさい」という押し付けです。日本人らしく、オカミに従いなさい、集団主義に埋没しなさい、と。

そんなおおぜいの日本人の姿は、かつて第二次世界大戦で対戦した国々の目から奇異に見られ、ああ、やっぱり、戦争していた頃と、基本的な精神は変わっていないんだな。というふうに思われています。「オカミ」意識、「集団主義」というものを見抜かれています。

国内でのいじめは正当な行為である(またはいじめではない)、海外への侵略も正当な行為である(または侵略ではない)、海外からの批判は日本人への誤解である、と思っている人が、たくさんいるのでしょう。だから、解放された人質とその家族を非難している人々は、海外からの批判に、断然、反論しています。

しかし、Yahoo!掲示板では、海外の視点で疑問を呈示した人と、人質とその家族を批判する人との間で、単なるいじめの正当化だけでない、まじめな議論も展開しているので、少し、希望が持てます。


*参照
「カナダ首相『何でもする』人質家族に電話で約束」(カナダ放送協会)(1)
http://terutell.at.webry.info/200404/article_15.html

「カナダ首相『何でもする』人質家族に電話で約束」(カナダ放送協会)(2)
http://terutell.at.webry.info/200404/article_18.html

諸外国から見た、日本への人質の帰還(1)
http://terutell.at.webry.info/200404/article_16.html

諸外国から見た、日本への人質の帰還(2)
http://terutell.at.webry.info/200404/article_17.html

オーストラリア人の人質の場合
http://terutell.at.webry.info/200404/article_20.html

Donnaと菜穂子
http://terutell.at.webry.info/200404/article_21.html

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諸外国から見た、日本への人質の帰還(2)
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「カナダ首相『何でもする』人質家族に電話で約束」(カナダ放送協会)(2)
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2004/04/24 11:00
Donnaと菜穂子(2)
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てるてる日記@WebryBlog
2004/04/25 21:53
人質バッシングについてのWeb上の考察
解放から半月以上たち、さすがにマスコミや政府関係者による人質バッシングもおとなしくなってきた(某掲示板ではいまだに自作自演ネタで盛り上がってるみたいだが)。 このバッシング、特にネット上でのそれの背景とは何かについて書かれたいくつかのblogの話が、てるてるさんのブログで紹介されていたので、ここでもリンクしておきたい。 てるてる日記 (1) 二つの興味ある意見 (2) なぜ日本の多くの人々は人質とその家族に対して怒るのか?... ...続きを見る
What's New &amp; Occ...
2004/05/05 05:34
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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
なんか背後にうさんくさいものを感じるんだよね。マスコミに騒がれて心的障害を負ってしまう精神的不安定な、もと薬中の女性、未成年者、だまされやすそうなカメラマン。この3人をアジってイラクへ送った人たちこそが非難されるべきだと思う。いつも責任は現場の人間が取らされるのは、国も団体も同じか。
流 相馬
2004/04/24 13:55
人質の皆さんが帰ってよかった。家族の人や支援者がアルジャジーラ等に必死で訴えアルジャジーラは繰り返し放送したそうです。真にイラクの復興が出来るのは自衛隊ではないのです。自衛隊は米の補完物。
miho-8
2004/04/24 16:37
真のイラク復興って何?
>miho-8
2004/04/25 08:18
1)日本特有のマスコミの取り上げ方 2)3名が人質になったときの家族や近しい人の態度(お願いではなく政府に要求しているように見えたこと) 3)3名+2名 開放されてすぐにそのまま活動を続けるような発言をしたひとがいたこと(関係ない人も心配してたんだよ) 4)あとの2名が帰国したときのひとりの発言(自分ひとりで帰ってこれたんじゃないんだよ) なんてことが日本人の優しい感情を逆なでしたんじゃないかとおもいます。 わたし?、わたしはボランティアもある程度のジャーナリズムも賛成です。 それと自衛隊だけがイラク復興できるとは思っていませんが、復興の手助けになれば賛成です。当然アメリカに言われたから出すのじゃなくて、日本としてですよ。 人質になった人も自分の志に誇りを持っていいとおもいます。ただ、しばらくは自重しておいたほうがいいのかな?
(~ヘ~)ウーン
2004/04/25 10:22
Yahoo!掲示板などを見ていますと、政治的背景を問題にする人と、政治的背景もさることながら態度が悪いという人と両方いたのに、一方に筋をまとめてしまったので、片方が抜け落ちてしまいました。両方重なっている人も多かったけど。
人質の家族は皆が見せてほしい物語を見せてくれないから皆が怒っている、という話を、同じblogの別のページで先に書います。

六本木ヒルズの回転扉事故とイラクの日本人誘拐事件(2)
http://terutell.at.webry.info/200404/article_2.html
てるてる
2004/04/25 15:40
個人が行ってなんとかなる現場でもないのに足を踏み入れてるんですよ。彼らのそうしたい気持ちっていうものはとても大切なことだと思うけど本人が命はっていったのなら家族たちだって行かせてしまった時点で覚悟きめとくべきです。決めていたのかも知れませんが・・・家族の気持ちだってよくわかるけど行っちゃってしまったのは本人達なんだから。政府攻め立てるのはどうもねぇ。たとえばあの家族の攻め立てに苦悩した関係者が自殺でもしてしまったとしたら。。。あの家族が人殺しですよ。とか考えません??そんなこと考えるの私だけかね?だいたいあの事件でどれだけの労力やお金が費やされたことか・・・私の支払ってる税金もあれに使われたのか・・・なんてレベルで友と愚痴りました。
真剣味のないコメントですがとにかく不愉快でしたね。あの家族達。
あっ
2004/04/26 23:03
今回の事件で個人的には貴重な教訓を得ました。
日本人はたとえ自分の家族が生きて焼かれそうな場合も、マスコミや政府の関係者に対する配慮を失わず、冷静に客観的に行動しなくてはならない。悪意ではないにせよ、感情j的な面を少しだけでも見せると、それを拡大して全国に垂れ流されるため、生きて焼かれるよりも、もしかしたらつらい目にあうかも知れないということです。
私は、今回の人質およびその家族へのバッシングは、日本のマスコミが、つらい立場にある相手や、動転している相手に対して何の配慮もせずに自分たちの飯のタネにする、しかもそれについて何の罪悪感もない、ということが原因で発生したと思います。
私は、弱い人間なので、多分今回の人質家族と同じような立場におかれたら、やっぱり取り乱したと思います。多分、彼らをバッシングしている連中は、そういう弱さを持たない、冷静で強い人々なんでしょう。
彼らが同じような目にあって、どういう振る舞いをするか見てみたいものだ、と私の中の悪意が言ってる気がします。
ちょさか
2004/04/27 19:22
流 相馬さん、miho-8さん、(~ヘ~)ウーンさん、あっさん、ちょさかさん、コメントありがとうございます。

無事帰って来た人質へ、チャーター機の費用などが請求されていますが、これまで明らかにされたものは、過去の海外で起こった事件や事故の場合も、救出された被害者に請求してきたものらしい。結局、今回になって特別に請求した費用というものは未だないらしい。

でも、国民から費用請求の声が挙がっているのでそれに答えて自己負担を求めるという文脈で費用請求額が発表されたものだから、一方には懲罰的な費用請求はいけないという声が挙がり、一方は、もっと多額の費用がかかったはずなのに少なすぎるという声が挙がる。

何か、テレビで「適当に」(?)切り取られた人質の家族の表情や言葉が、多くの人々の怒りを掻きたて、それに答えるように週刊誌や新聞の記事が書かれ、またそれらに答えるように政治家が発言し、そんな記事や発言に元気を得てますます2chやYahoo!の掲示板に人質と家族に批判的な投稿がふえ……ってことの繰り返しですかね……。
てるてる
2004/04/27 21:12
ども。
具体的に今回のような事態になった原因のひとつとして、被害者の実名報道の必要性の是非もあるんじゃないかなあ、と思ってます。
大企業相手だと、加害者であってもなかなか名称を明かさないのにね。相手が個人だと、好き放題ですよね。これで被害を受けている人は多いのに、まったく改善されません。今回はその集大成じゃないかと思います。私は被害者は異常な状態にあるのだから、異常な発言があっても普通だと思いますが、それをそのまま全国に垂れ流すことは、同義的に許されることなのかな。
日本の御用マスコミに自浄作用はないとは思いますが。
ちょさか
2004/04/27 22:07
こんなふうにコメントしたりしてますが実際なんていい加減な自分・・・本当はとてもとても遠くでの出来事って感じなんですよね・・・弱い人間とか強い人間とかそういう問題ではなく自分とその事件との「距離」ですね。最低な人間って思われるかもしれないけど今の世界情勢なんかよりも今の会社の人間関係の方が自分にとっては何十倍も大切な問題なわけですよ。だからなんとでも言えるんです
自分に直接被害がこない場合ってその「場」の気持ちなんてわからないもの。
私はきっと困ってる誰か(イラクの人々でも・・)のためには命ハレない。ましてや自分の大切な人を捧げられない(そんな死んでもいい覚悟持たせて行かせやしない)でも自分が苦しい時は絶対助けを乞うはず・・・
私自身冷たい人間っていうわけでもないと思いますが、結構みんなそんな気持ちだったりしてるのでは?なんて思ったりします。
だから家族の態度とかが自分にとって不愉快だったらこっぴどく批判するんですよ。他人事だから・・
あっ
2004/04/27 22:39
.私は家族がマスコミを利用したのでないかと思っているひとりです。そして、それが裏目に出たのだと感じました。過去の様々な事件でも、裏側のオフレコの部分では、相当激しいやりとりがあったと思います。
その感情的などろどろした己の姿をテレビ等の電波にのせるかどうかは、個々の見識の違いかもしれません。今回は、被害者家族がテレビカメラの前で意図的にそれを公表したような印象を受けました。
確かに企業から派遣された人が人質になったなら、その企業が政府やマスコミとの調整、家族のメンタルケアまで全社を挙げて取り組むでしょう。freeで行動することは、縛りや足かせがなく自由な反面、いざという時、このような後ろ盾はありません。人質周辺のNGOなどの組織は、企業までとはいかないまでも、家族を前面に出さなくても良いような援助ができなかったのでしょうか。



news
2004/04/28 00:02
news さんのおっしゃることに同感です。たしかに家族が拒否すれば、政府関係者とのやり取りの場などに、マスコミが立ち会うことはできなかったかもしれませんね。
ただし、NGOにあまり多くの機能を要求するのは酷だと思います。
私は、被害者に対する国選弁護人のような制度が必要だと思います。被害者への薄情な対応は昔から問題になっているのに、いつまでも改善されませんね。これが「この国のかたち」なのかしら。
ちょさか
2004/04/28 08:04
今回同伴した弁護士の経歴知ってる?知った上で言ってるなら止めないけど。つか、3人や家族がちゃんとしてりゃ同情こそされても非難はされてねぇよ・・・。「冷静」=「薄情」、「感情的」=「温情」なわけ? 道理は通そうよ。
>ちょさかさん
2004/04/28 12:00
ここは少々話が難しくなっているようですが、
てるてるさんに、おうよそ賛成です。
ネット上の至るところで、人質被害者への誹謗中傷が書き込まれていますが、
逆に、冷静な人たちも少なくないこともわかり、ちょっとだけ安心です。
被害者や家族をバッシングしているのは、けっして強くて冷静な人々などではないのです。
むしろ人としての基本的な道徳心すら育たなかった、
他人に共感する能力に欠けた、脆く・視野の狭い人種と言えます。
確かに今回の渡航は、無謀と言われてもやむを得ないかもしれませんが、
彼らの、これまでの活動や、世界のNGOの活躍を考慮する時、
一方的な批難は、やはり偏った論調と言わざるを得ません。
音声ブラウザーのおかげで、我々のような者でも、健常者と対等に情報交換などが出来るようになった今、
色々な人たちと意見を交わし、日本の社会を少しでも良い方向に変えて行きたいと思っています。
字の間違えなどございましたら質礼いたします。
札幌在住の視覚障害者です
2004/04/28 14:57
ちょさかさん、あっさん、newsさん、「>ちょさかさん 04.04.28 12:00」さん、札幌在住の視覚障害者ですさん、コメントありがとうございます。音声ブラウザーが使えるなんて便利な世の中になりましたね。おかげでコメントがふえてうれしい。今回のイラク人質事件を、被害者学や、犯罪被害者の会の方などは、どう思っていらっしゃるのかおききしてみたいですね。事件があると、加害者とその家族も、被害者とその家族も、非難や中傷にさらされて苦しむことがある。特に子供がつらい目に遭う。今回の事件を登山に例える人もいます。それは再発を防ぐための批判的検証を考えるうえではいいと思いますが、それだけでは片手落ちです。特に先に誘拐された3人とその家族にとっては。後から誘拐された2人は犯人の要求もなく解放されたので、御本人たちも誘拐の被害者とは思っていないみたい。
てるてる
2004/04/28 18:49
今回、人質や家族が素直に同情されなかった原因のひとつに、政治的な動きと人質問題をリンクさせようという意図が見えたところがあったと思います。ただ、これは家族が望んだことなんでしょうか。
弱っている人間に近づく人には、本当の善意の人もいますが、篭絡しやすいと考える打算的な人もいます。部分的かもしれませんが、被害者家族が後者の人々に利用された面もあるんじゃないのかな。
だから、もう少し客観的な国選弁護人のような制度が必要じゃないかと、私はそう思っているわけです。

「3人や家族がちゃんとしてたら、非難されてねぇ」とのことですが、まあそうでしょうね。ただ、私は「ああいう状態で、ちゃんとできないときもあるんじゃないか。それは偉人ではない一般の人々にとって、それほど罪なことだろうか」と思っているだけです。多分、人間に対する期待が、私に忠告してくださった方よりずいぶん低いんでしょうね。
ちょさか
2004/04/28 23:11
昨日コメントさせていただきました、札幌の視覚障害者です。
山の遭難事故も、確かに本人の無用心で招くこともありますが、
今回の事件は、あくまで人為的に起こされた犯罪。「事故」と「事件」は違いますね。
もっと憂慮すべきことは、自己責任という言葉が、奇妙な芳香に拡大解釈されていることです。
確かに、3人の行動は、危険を招いてしまったという面はあるでしょう。
ただ、彼らに謝罪や賠償を求めるという意味で、
「自己責任」という表現を用いるのは、本来の意味を逸脱しているのでは?
加害者は、あくまで、その武装グループですし、
そもそも事件の背景となっているイラクの内情を考えると、
個人の責任に起因するようなものではないことは明らかです。
救出に幾ら掛かったとしても、それは政府の判断で行われた手段によるものであり、
彼ら3人によって齎された「損害」には当りません。
(20億円掛かったなどという発言も、信憑性に欠け、
事実だとしても、それが解決に繋がったかどうかも定かではない)
それに、家族が感情的な発言に走ったとしても、
それは、人として当然の反応だと、私も思いますよ。
polaris
2004/04/29 15:40
ちょさかさん、polarisさん、ありがとうございます。今井紀明さんたちが誘拐されたとき、私がとっているメールマガジンに、彼らの救出のための運動をよびかけるニュースが載っていました。はじめのほうのメールに、自衛隊撤退の要求運動があり、あとのほうのメールで、アルジャジーラにメールを送る運動もありました。これはグローバルピースキャンペーンというグループで、あの9.11のとき、アフガニスタン報復攻撃に反対する新聞広告をニューヨークタイムズに掲載したこともあります。私もその広告に賛同して寄付をしました。それからこのメールマガジンをとるようになったのです。メールマガジンの内容は、ホームページにも載っています。
http://www.peace2001.org
てるてる
2004/04/30 09:06
blogに新しいページを追加更新しました。12ヶ国40人が誘拐されているのに、人質とその家族が自己責任を問われているのは日本だけです。彼らに向ける怒りの半分でも誘拐犯人に向ければいいのに。誘拐犯人のほうにも、現在の国情が深刻なだけに怒りだけでは済まないものがあるのですが、あれだけ大きな憤激を人質に向けるぐらいならばなぜ、と思うのです。それから、どんなに税金がかかったとしても、人質を無事救出できたことを誇ってもいいのに、人質を責め立てることで、せっかくの快挙を自らぶちこわしにするなんて、もったいないと思います。

諸外国から見た、日本への人質の帰還(3)
http://terutell.at.webry.info/200404/article_23.html

諸外国から見た、日本への人質の帰還(4)
http://terutell.at.webry.info/200404/article_24.html
てるてる
2004/04/30 09:06
ニュースソースを再発見できなかったまま書き込むのが申し訳ないのですが、
ふたたび起こった人質事件での反抗グループ側からの要求は、
「人質の母国において反戦デモをせよ。」だったとか。
アラブ人は、交渉する相手の気質をきわめて的確に見抜いているのだろうな、と
感嘆しました。(いや、ただ感心していては人質の皆さんが危険なのですが。)
「敵は信用できるが、味方は信用できない。」ということわざすら持つ民族を
相手していることに、われわれ異邦人は、より深く思慮をめぐらすべきだと
思います。
それから、わたしは自衛隊ができるだけ早期に撤退することを支持します。
単純な善意肯定では、人質事件が再発することを防げないでしょうし、くわえて
人的・金銭的にも日本には得にならないと思うからです。
在広島少年
2004/04/30 09:07

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